このページについては、所有者から自動車解体業者に渡り、どのようにして自動車が解体、再生(リサイクル)されていくのか、その流れを書いたページです。
自動車の解体、廃車を行うだけであれば特に必要のない情報ですが、ご興味のある方は読んでみてください。
1.所有者から自動車解体業者へ
所有者が自動車の廃車手続きを行ったあと、自治体に登録されている引取り業者(自動車解体業者が兼ねている場合も)へ解体する自動車を引き渡す。
2.自動車の解体
まず、自動車に取り付けられている各部品を外します。主な部品は下記の部品です。
タイヤ、バッテリー、フロンガス、各種オイル、ドア、フェンダー、マフラー、フードパネル、バンパー、エンジン、ミッション、ストラット、エアバッグ
自動車に取り付けられていたフロン類は、フロン類回収業者の手に渡り、自動車メーカーや自動車輸入業者に引き渡されます。 また、その他の部品についても法律でリサイクル使用が定められている部品については、自動車メーカーや自動車輸入業者に引き渡されます。
3.自動車解体業者から粉砕業者へ
自動車の解体業者によって部品を取り除かれた自動車は粉砕業者に移り、そこでプレス、シュレッディング、せん断などの粉砕処理が行われます。
そして、その粉砕処理の際に出た解体後の老廃物(シュレッダーダスト)については、自動車メーカーや自動車輸入業者に引き渡されます。
4.自動車メーカー、自動車輸入業者
自動車メーカーや自動車輸入業者は、解体された自動車から出たフロン、各種部品を「自動車リサイクル法」にのっとり、リサイクル処理などを行います。
以上が、自動車が廃車、解体された場合にたどる流れです。